このアルゴリズムでは、入力に線形独立なベクトルの組を与え、出力にそれらと同じ部分空間を張る正規直行系のベクトルの組を得る。

導入

基本戦略

直交化して正規化する (正規化は不要なら省略可能)。

直交化

まだ直交化されていないベクトルを一つ選び、そこからすでに直行化してある全てのベクトルついて、その方向の成分を除去すると、直行化されたベクトルが一つ増える。この作業を繰り返すと、全てのベクトルを直交化できる。

以下では、ベクトル 𝒙3 を直行化が完了済のベクトル 𝒚1𝒚2 に直交化させ、𝒚3 を求めている。ここで、proj(𝒙3,𝒚1)proj(𝒙3,𝒚2)𝒙3𝒚1𝒚2 方向の成分を表す。