注: 書きかけです (残: 反復法について)。
連立線形方程式の代表的な計算方法についてまとめておく。
連立線形方程式は行列で以下のように表せる。
この等式を以下のように変形できると解が得られる。
様々な手法があるが、大きく分けると以下の二種類。
連立線形方程式を構成する各式に代数的操作を繰り返し、係数行列を単位行列へと整形していく解法 (係数行列が単位行列ベクトルのはずのは解ベクトルに一致)。
代表的な手法。
適当な初期解を与え、そこから真の解へと近づく操作を何度も繰り返し、誤差を縮小していく解法 (縮小幅が小さくなった時点などで操作を打ち切る)。
代表的な手法。
直接法の一種。他と比べると実装が簡単。
行列の左側の列から順に、単位行列の各要素になるよう変形していく。
つまり、ちょうど
行
行
※ ここで
ピボットの絶対値が 0 または小さ過ぎる場合、計算できないか誤差が大きくなる。
そのため、操作前に行または列を入れ替える。行のみを入れ替える場合、部分ピボット選択、両方を入れ替える場合、完全ピボット選択と言う。行を入れ替えても解の位置は変わらないため、前者は比較的簡単に実装できる。